Prologue
はじまり
40年前パリのカフェで、出会ったタルト・タタン(リンゴのタルト)の味は衝撃的でした。砂糖を絶妙に焦がして飴色になった、柔らかく焼けたリンゴのタルトと添えられた生クリームとの相性に感動しカフェに通いました。リンゴの産地山形で育ったわたしは、リンゴがこんなに美味しくなることを知り、故郷の人たちにもいつか食べてもらいたいな!と毎回思うのでした。そして、40年後、夢は叶いました。
アンドメルシィは、山形県大石田町に本拠を置く、フランス菓子・チョコレート専門店です。 地元農家の方々が大切に育てた旬の果物、国産の良質なバターや生クリーム、高品質のフランスチョコレートなど、 材料を厳選して、美味しいスイーツをご用意しております。
40年前パリのカフェで、出会ったタルト・タタン(リンゴのタルト)の味は衝撃的でした。砂糖を絶妙に焦がして飴色になった、柔らかく焼けたリンゴのタルトと添えられた生クリームとの相性に感動しカフェに通いました。リンゴの産地山形で育ったわたしは、リンゴがこんなに美味しくなることを知り、故郷の人たちにもいつか食べてもらいたいな!と毎回思うのでした。そして、40年後、夢は叶いました。
AndMERCIは地産の本当に美味しい旬の果物をふんだんに使っています。市場の早期摘果に比べ、その美味しさはお客様に好評です。農業生産物を作る苦労や喜びも少しずつ学び、その思いを店頭でお客様にお伝えしています。現在28の農園と直接取引しており、昨年度、総量10トンの消費となりました。内リンゴは3トンで、秋に収穫した果実を大石田の雪室に保管してもらい7月中旬まで使いました。リンゴのタルトを初夏まで作っているのはケーキ店としてはとても珍しいことです。
AndMERCIは町の皆様に応援して頂いている実感があります。大石田町は過疎化が深刻で、転入したことだけでも歓迎されました。少しだけでも過疎化のスピードのスローダウンに協力できないかといつも考えています。 そのためにも、AndMERCIをできるだけ持続可能な企業にしたいのです。今、私たちの代に、製造体制を確立し、販路を確立し、技術、知識、理念を従業員に伝え、自立力のある従業員を育て、その次の世代にも伝わっていくことを願っています。いつの日か、大石田といえばパリや東京の専門店のような本物のチョコレートとフランス菓子もあると言われる様になりたいです。